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ハルヴァの話からの~「開けゴマルタ!」

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Ciao!
マルタのハルヴァについてご紹介します。

 

 

 

マルタのハルヴァ

『MASTERキートン Reマスター』にも登場

『20世紀少年』でもお馴染みの浦沢直樹さんの漫画『MASTERキートン』をご存知ですか?
ビッグコミックオリジナルに1988年から1994年まで連載されていました。

その20年後を描いた続編『MASTERキートン Reマスター』に、マルタのハルヴァが登場します。

MASTERキートンをご存知ない方のために簡単に説明しますと、

ジャンル


探偵ものとしてのサスペンス的要素と、考古学絡みの歴史もの的要素と、人間ドラマ的な要素に社会情勢も加わった深みのあるもの(らしい)。

 

 

主人公


平賀=キートン・太一
日本人動物学者の父とイギリス人の母を持つ探偵(ロイズの保険調査員)。
オックスフォード出身の考古学者で、元SASのサバイバル教官。

 

 

キートンの娘


百合子。
マルタ在住。考古学の研究中。
ちなみにキートンは離婚しています。

 

 

第7話「マルタ島の女神」


ハルヴァが出てくるのは、第7話「マルタの女神」です。

マルタを訪れるキートンをもてなそうと、マルタ料理を地元の人から学ぶ百合子。
百合子が学ぶのはハルヴァです。

漫画の中にはレシピも出てきて、材料は「練りゴマ、クリーム、砂糖、塩、バニラエッセンス、アーモンド」と紹介されています。

 

こちらが『MASTERキートン Reマスター』

※クリックするとamazonのページにすすみます。

 

 

実はマルタにもいくつもの種類があるハルヴァ

マルタ語ではħelwa tal-Torkというハルヴァ。
ポピュラーなのは、アーモンドやピスタチオが入った、ゴマベースのシンプルなハルヴァです。

その他、ドライフルーツ入りのものや、小麦粉が入っているものもあります。

 

 

マルタでハルヴァを食べる時

マルタに行っても、実は街中ではあまり見かけないハルヴァ。

どちらかというと、特別な日に食べるお菓子です。
例えば、結婚式やお祝い事のパーティーの後などに、小さく切ってコーヒーや食後酒と一緒にふるまわれたりします。

ワタクシもマルタのパーティーに出席したときには、食後酒と一緒にいただくことが多いです。
マルタの食後酒は甘くて強いものが多いのですが、ハルヴァの甘さに不思議と合います。

また、マルタは国民の98%がローマンカトリック教徒という、ヨーロッパではバチカンに次ぐキリスト教の国ですから、キリスト教のお祭りや行事の時にもふるまわれます。

特に四旬節には食べるそうですが、中には卵白を使ったハルヴァもあるので、食事の制約のある四旬節に、厳密にいうとちょっとどうなのかなあと思ったりもします。

ちなみに、その卵白入りのハルヴァというのは、弊社販売のハルヴァですが(;^ω^)

※四旬節については、次のコーナーをご覧ください。
長いので、知っている方は飛ばしてください。

 

 

ちょっと寄り道 四旬節とは

クリスマスは、日本でもすっかり定着していますが、イースターあたりになると馴染みがなくて、なんだかよく分からないような気がします(個人の感想です)。

なので、そんなワタクシのような方のために、ちょっとまとめてみます。

 

キリスト教の3大行事

  • クリスマス
  • イースター(復活祭)
  • ペンテコステ(聖霊降臨祭)

キリスト教の3大行事がこれです。

クリスマスはキリストが誕生した日で、12月25日ですね。
でも、イースターといえば、うさぎとカラフルな卵くらいしか、なかなか思いつかないですよね。(OMGオーマイガー)

 

 

イースター(復活祭)とは

イースターは、復活祭とも言われる、キリストの復活を祝う日です。

キリストは十字架にかけられ亡くなりますが、その3日後に復活したとされています。
その復活を祝う日が、イースターつまり復活祭です。

この日は、

春分の日の後の最初の満月の次の日曜日

3月22日から4月25日の間のいずれかの日曜日と決められているので、毎年日にちが変わります。
2019年は、4月21日です。

 

更に寄り道 イースターバニーとイースターエッグって?

卵はもともとキリスト教よりさらに古くから、豊穣のシンボルとみなされていました。
復活をイメージする卵は、イースター・エッグとして復活祭に登場します。

うさぎは多産な動物なので、卵と同じように豊穣のシンボルとしてみなされています。
復活祭に卵を運んでくるというイースター・バニーは、その運んできた卵を隠すという伝承もあり、イースターの朝に子供たちが卵を探す行事も行われます。

メモ

ちなみに、このエッグ・ハンティングを、ハロウィーンにイベントとして行うことがありますが、ハロウィーンはもともとキリスト教とは関係のないお祭りです。
ハロウィーンは、ケルト人の年末に当たる10月31日に、秋の収穫を祝うと同時に、悪霊を追い払うための、ケルト人のお祭りです。
魔除けのために、仮面やカボチャのランタンを使っていたのが、今のハロウィーンのイベントに発展しています。
この時期には死者がかえってきて、周り中に霊がいるのだと信じられていました。
日本のお盆は夏、映画『リメンバー・ミー』にも出てくるメキシコの「死者の日」は11月1日と2日と、時期は違えど同じように、死者の霊が戻ってくると信じられている日です。

 

また、イースター・バニーは、地域や時代によって、卵を隠したり、子どもにお菓子を運んできたり、子どもたちが良い子で過ごしていたかをジャッジする裁判官のような役割をすることもあるようです。

さらに寄り道: イースター・バニーで画像検索したら、イースター・バニーに抱かれて泣きわめく子どもたちの写真が多数見つかります。

うるるん
怖っ。怖がらせ方が、ちょっと、なまはげっぽいですね。

ただし、うさぎの方は、西方教会(西ヨーロッパのキリスト教会)だけの話で、東方教会(中東、ギリシャや東ヨーロッパのキリスト教会)では、卵を祝福に使うものの、イースター・バニーの方は復活のシンボルとしてみなされていないようです。

 

 

では四旬節(クアドラゲシマ)とは

四旬とは40を意味します。
クアドラゲシマは、クワトロ(4)と同じ語源です。

宗教とか神話とかでは、特定の数字が意味を持ったり、象徴的に扱われることが多々ありますが、40もまたキリスト教では意味のある数字です。
色んな聖人が、40日や40年の放浪の旅に出たり、40日間の断食をしたり、40にまつわる予言をしたりしています。

四旬節は、イースター前の40日間を準備期間として、神に祈ったり、食事の節制をして悔い改めながら過ごす期間です。

この40日には安息日の日曜日は含まれないので、復活祭の実質46日前からが四旬節ということになります。

メモ

ついでに言うと、聖霊降臨祭のペンテコステは、50を意味しています。
語源はペンタゴン(五角形)と同じです。
こちらは、復活祭の50日後に祝います。

その四旬節はもともと、厳しいものだと断食であったり、卵や乳製品を含む肉食を節制して過ごす期間でした。

なので、四旬節があけたイースターには卵を食べたりもしたし、おそらく四旬節にハルヴァのような栄養豊富なものをふるまって、栄養不足を補ったのではないかなあと思います。

ちょっと長くなりましたが、そんなわけで、卵白入りのハルヴァを、「四旬節に食べる伝統のお菓子」とマルタの人は言い切るけど、ちょっとどうなのかなあと思ってみたりします。

でもまあ、現実が事実なので、マルタではこんなハルヴァを四旬節に食べています。とお伝えします。

 

 

 

ゴマベースのマルタのハルヴァ

ハルヴァにつかわれるゴマ Tahini(タヒニ)

そんな若干の疑問点もある、こちらのハルヴァですが、アーモンドが入ったゴマベースです。

画像に含まれている可能性があるもの:キャンドル

このハルヴァに限った話ではないのですが、ハルヴァに入っているゴマは、Tahini(タヒニ)とよばれるゴマのペーストです。

タヒニは、Hummus(フムス)という、ひよこ豆のペーストなどにもよく使われるものです。

ペーストにする前に殻を取り除くかどうかと、生のゴマを使うか炒ったゴマを使うかは、つくる地域によって違いますが、いずれもゴマだけをなめらかになるまですりつぶしたものなので、ピーナッツバターのような濃厚な味のペーストです。

 

ゴマの効能は?

アンチエイジングに、抗酸化物質を含む食品を食べた方が良いというのは、最近よく聞く話です。

ゴマに含まれるゴマリグナンも抗酸化作用があることで知られていて、その中で有名な物質はセサミンです。
なんかTVのCMでよく聞くワードですね。

ゴマリグナンが他の抗酸化物質と違う点は、脂溶性であるということです。

他の抗酸化物質の多くは水溶性で、血液中の活性酸素に有効ではあるものの、最も酸化物質を生産する肝臓までは到達しません。

一方、ゴマリグナンは肝臓に到達してから抗酸化作用を発揮しますので、肝機能の改善に効果があると言われています。

肝機能の改善による美肌効果や、肝臓での脂肪分解の促進によるダイエット効果も期待できるそうです。

ただ、ゴマの殻は固いので、そのまま食べると折角の栄養素や、ゴマリグナンなどの成分を摂取することができません。

せっかく食べるなら、殻は砕いた方が良いようですね。
粒ゴマも美味しいんですけどね。

ほ~
やはり、ゴマはするものですね。

 

 

身体に良い可能性もあるので、こちらもよろしくね↓

ゴマ60%入り SAVINAのハルヴァ

気になる味や食感は?

ハルヴァを初めて食べる方だと、ちょっと甘いと感じられるかもしれませんが、ハルヴァというお菓子の中では、それほど甘い方ではないと思います。

初めて食べても、どこかで食べたことがるような、懐かしいような素朴な味です。

ゴマが60%入っているので、濃厚なクリーミーさを感じるかもしれません。

シンプルな原材料で作っているので、米原万里さんのエッセイ『旅行者の朝食』に出てくるハルヴァの描写ような複雑さはないと思います。

※クリックするとamazonのページにすすみます。

 

で、食感ですが…

ずばり言いましょう。

 

その時によって違います!と。

 

はい。承知しております。そんなことがこの日本で許されるのかと。
仰ることはよく分かっております。

でも、どうしても作った時の温度、湿度、はたまた作った人の腕、その他諸々の理由により、若干、と言いたいところですが、実は結構違います。

サクサクの時と、しっとりの時があります。

そして、これは開けてみないと、外から見るだけでは推測すらできません。すみません。

味の方は、今まで食べたハルヴァの中では、個人的には一番好きかもしれません。

ただ、他人事のようなことを言って申し訳ありませんが、お値段が安ければもっと良いのにと思います。
マルタのゴゾ島にあるSAVINA本社で買っても、9.95ユーロする高級品なので、そもそもマルタの人にとってもそう安いお菓子ではないかもしれませんが。

なので、とりあえずハルヴァというものを食べてみたいという方には、中東産のものの中には安いハルヴァがあるようなので、先ずそちらをおすすめします。

それで、もしもハルヴァが気に入ったら、いつかマルタのハルヴァもよろしくお願いします。
以上です。

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